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トレーニングについてご質問がありました!
みなさん、こんにちは▽^山^▼ ワンだフル
つくばの道も、特に日本の道100選にも選ばれた
東大通(ひがしおおどおり)は、街路樹が茶褐色に変わり
まさに秋の散歩道という素敵な雰囲気ですよ。
つくばにお越しの際はぜひお散歩をしてみて下さいね!
さて今日は、ドッグトレーニングについてのご質問が続きましたので、
みなさんにもお話したいと思います。
Q犬のトレーニングとは?
ドッグトレーナーというお仕事とは?
犬を飼うということが「散歩」「餌やり」「掃除」といった作業だけを
意味していた昔とはちがい、現代では・・・
●子犬期の社会化
●継続したしつけトレーニング
●健康管理と美容
●犬友だちや飼い主仲間との交流
●介護とおくり…
このような「家族として向き合う日々」を示すようになりました。
一般の方にも「子犬の社会化」というキーワードはずいぶん広がり
しつけトレーニングの必要性も理解が進んだと思います。
ですが・・・
町中にある、動物病院やトリミングサロンと比べると
「しつけ教室」「トレーニング教室」の姿はあまり見ないですよね?
いろんな説がありますが、
●できない犬を連れて行くことが恥ずかしい
●トレーニングはトレーナーにしてもらうもの
日本人の飼い主は、このように考えているケースが多いといわれています。
動物病院が「医療」、トリミングサロンが「美容」だとすれば、
トレーニングは愛犬にとって「教育」。
日本の子どもたちは、保育所、幼稚園、小学校、中学校と義務教育として教育を
継続的に受けることができ、その間に知識を得たり、からだ作りをしたり、人との
付き合い方を身につけて社会の一員に育っていくわけです。
太古に犬と人が出会い、長い時間を共に過ごせたのは
お互いに「社会(群れ)性」を持つ動物種であったためといわれています。
しかし犬のしつけトレーニング(教育)を日本人の飼い主は、
「恥ずかしいから」「私のすることじゃない」といって取り組まないのは
少し変な感じがしますね。
「家族」「絆」と表現される、人と愛犬の関係は言葉だけなのでしょうか?
そこでドッグトレーナーに求められる役割を考えてみたいと思います。
●犬にトレーニングを行ない行動をコントロールさせる
●飼い主にトレーニング方法を伝え
愛犬のトレーニングを継続できるよう努める
●普段からの正しい犬の接し方を指導する
そのためには…
●ドッグトレーニングの理論を習得する
●犬の状態に合わせたトレーニング手順をたくさん持つ
●飼い主に聞く耳を持たせる話術
●飼い主にトレーニングを継続させる影響力
●見本となる飼い主であること
が少なくとも求められると思います。
極端な例として、
「うちの犬はバカだからなにもしないの」
「私は一生懸命にトレーニングしているのに何もできないの」
・・・どちらも「犬のせい」にしていますよね?
ドッグトレーナーは、
正しい知識と豊富な経験を持った上で、
飼い主に教育(トレーニング)の必要性を伝え
正しいトレーニング方法を教え
見本となる飼い主であることが望ましいといえます。
誰よりも
犬と飼い主さんとコミュニケーションをとれる存在が
ドッグトレーナーなのです。
ドッグトレーナーを目指すみなさん、
トレーニング理論を飼い主さんに伝えるには、
自身の意識の向上が不可欠です。
なぜ、トレーニングが必要なのか?
なぜ、人は犬を飼うのか?
秋の夜長にご一考なさってみて下さい。